2005年11月09日

百条委は続いている

長野県政を継続的に見てきている人にとって、
松葉謙三という名前は頻繁に耳目にすると思う。
このお方、長野県内在住の弁護士なのだが、
何をどう間違ったのか、たとえ一時的ではあれ、

公職選挙法を知らなかった

というのである。
それが単なる冗談かと思ったら、大真面目らしい。

田中康夫知事を巡る百条委員会の証人尋問に呼ばれた松葉弁護士は、
そのように答えたそうである。
以下、4つの新聞記事で詳細を御確認いただきたい。

讀賣新聞 / 産経新聞 / 毎日新聞 / 信濃毎日新聞

どうして松葉弁護士が証人尋問に呼ばれたかと言えば、
長野五輪帳簿問題を調査する「長野県」調査委員会委員が
田中知事の後援会の費用負担で飲食をしていた問題の
当事者であるためで、松葉弁護士の他に
現在は委員の職を辞している醍醐聡・東大大学院教授も
今回の証人尋問に呼ばれたそうだ。

松葉・醍醐両氏の証言内容等については
各記事を参照していただくとして、
問題は松葉弁護士である。

この人は「信州市民オンブズマン」なる組織の代表者でもあり、
あろうことか、この百条委員会に際する助言を仰ごうという目的で
長野県がわざわざ雇った弁護士
でもある。

信濃毎日新聞 特集「田中県政」から、「百条委・下水道」を選択すると該当する記事が探せます。

弁護士という職業は、己が職務に忠実且つ清廉であるために、
様々な事柄について自身を律しつつ務めるもの
と思っていたが、
どうやらこの松葉謙三という人は、
そういう感覚をお持ちではないらしい。

結局、何が問題なのかといえば、
「長野県」調査委員会が調査対象にしていた人物が、
田中知事後援会にいる
にも関わらず、
そこから飲食代金を支払ってもらっていたことであり、
(そのことによって委員会の独立性に疑問を持たれる可能性がある)
更に言えば、特定の政治家の後援団体から
斯様な饗応を受けること自体、公選法違反の恐れがある
のに、
それを「当時、公選法を知らなかった」だの、
選挙の公正を害さないのだから違法性はない」だのと
強弁できてしまうことにある。

特に松葉弁護士のような立場にいるのであれば、
尚更、長野県民から疑いの目で見られることのないように
自身の行動や発言を律する必要がある
というのに、
そのような見地に立った行動がなされていないように見受けられ、
しかもそれに疑念を抱き、警鐘を鳴らした人物に対して
批判的な態度をとってみせる


私には松葉弁護士のこうした言動が非常に滑稽に思えるのだが、
当の御本人はそれが正論だと思っておられる御様子。
たぶん、このようなお考えの持ち主だからこそ、
ああしたわけのわからない知事とウマが合うのだろう。

そして、そんな人物が「オンブズマン」などといって
政治のチェックに乗り出そうとしている
ことが、
ちゃんちゃらおかしく思えてしまう
posted by KAZZ at 20:41 | 島根 ☁ | Comment(1) | TrackBack(1) | 田中康夫長野県政

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。