2005年12月19日

寝台特急「出雲」の思い出

本日はいつもとちょっと趣向を変えてみたい。

寝台特急「出雲に初めて乗ったのは、
今から18年ぐらい前、大学受験の帰りだったと記憶している。
乗ったのはB寝台。朝の宍道湖の光景はとても気持ちが良かった。

私はどうもあの「新幹線」というのが嫌いで、
帰省の際には在来線を中心に利用した。
今で言う「ムーンライトながら」にあたる列車も利用したが、
やはり「出雲」が中心軸に据わった。

「出雲」ではA寝台個室(シングルDX)を中心に利用した。
どうしても、個室寝台に乗りたかったのである。
ただ、個室寝台はこれしか乗ったことがない。
「北陸」ではB寝台個室(ソロ)が確保できなかった。
「日本海」には元々そういうものがなかった(今はある)し、
「北斗星」は切符そのものが取れなかった。
(よって「あけぼの」に乗車。もちろん個室寝台などない)

快適性という意味では、確かにあった。
個室である。自分しかいない。
周りを何一つ気にしなくても良い。
その開放感がたまらなく嬉しかった。

シングルDXの1号車には車掌室もあり、
私は車掌さんにスタンプをもらいに行ったことが何度かある。
その時スタンプをもらった手帳は、今も大事に保管してある。

車体の塗色が「あさかぜ」と同一だった1・4号(24系25形)は
私にとって最もお気に入りの列車だった。
食堂車(現在はフリースペース)に入ると、
ムードのある内装(星座模様が壁面にしつらえてあった)で
とても落ち着いたイメージを醸し出していた。
車内の公衆電話から家に電話したこともある。
聞き取りづらかったが、今となってはいい思い出だ。

下りの1号に乗っていて、餘部の鉄橋付近で目覚めたら
強風のために列車が止まっていたなんてこともあったし、
上り4号(2号だったかもしれない)に乗っていた初秋には
台風か何かの直撃を喰らって、品川で降ろされたような記憶もある。
ともかく、何もかもが思い出の深い列車だった。

その「出雲」に、「さくら」や「あさかぜ」、「彗星」などと同様に
廃止の2文字が浮かび上がろうとしている。

JR社長が寝台特急「出雲」の廃止、代替策示す(山陰中央新報)
特急「出雲」廃止を検討 JR、年内にも結論(日本海新聞)

もう乗ることはなくなった列車だけれども、
こうやって「なくなるかもしれない」とわかってみると、
何か途轍もなく淋しい気がしてしまう。

今からこんな調子だと、
もし「出雲」が定期運行を外れることになる日が来たら、
私はどんな気分になってしまうのだろう


続きを読む(2005年12月22日追記)
posted by KAZZ at 19:37 | 島根 ☁ | Comment(3) | TrackBack(1) | その他の話題

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