2006年07月28日

中国の存在価値ってどれほどのもん?

少し長いが、まずはこちらの記事を御覧いただく。
全文引用する。

10カ国外相会合:中国の仲介限界 米朝間の不信深まる(毎日新聞)

<引用開始>

 【クアラルンプール浦松丈二】北朝鮮の核・ミサイル問題をめぐる10カ国外相会合が28日、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)と並行して開催されたが、これは北朝鮮を含む6カ国外相会合を目指した中国の仲介外交の限界を浮き彫りにした。多国間の枠組みで圧力を強める米国とミサイル発射に打って出た北朝鮮の相互不信はさらに深まっており、昨年11月から中断したままの6カ国協議の再開はさらに遠のいた状況だ。

 中国は6カ国協議の議長国として北朝鮮を最後まで説得した。28日午後に行われた中国と北朝鮮の外相会談は10カ国協議の直前に開かれた。李肇星外相は会談の冒頭に日韓などの記者も招き入れ、「この会談には多くの記者が関心を持っている」と語った。国際社会が北朝鮮の行動を注視しているとのメッセージを伝えたかったようだ。

 一方、北朝鮮の白南淳(ペクナムスン)外相は即座に「記者には全員出ていってもらいたい」と追い返す身ぶりで応じた。中国政府関係者によると、北朝鮮は最後まで中国との2国間協議に応じる姿勢を見せず、この会談も「お茶会」という形で、ようやく実現したという。

 中朝両国の関係は7月5日のミサイル発射により一層悪化した。北朝鮮と長い国境を接し、伝統的な友好関係を持つ中国は、ミサイル発射の事前通報を受けていなかったといわれている。一方、北朝鮮側は、米国による金融制裁などの圧力に中国が裏で協力したとみている模様だ。

 しかし、中国は6カ国協議の議長として、米国などから北朝鮮を話し合いの場に呼び戻すよう求められている。北朝鮮と国交を持つマレーシアで開かれ、6カ国外相が集まるARFは格好の機会だった。ところが、北朝鮮が「米国の金融制裁解除が先」と主張、話し合いに応じないのを見て、米韓などは北朝鮮を除く5カ国協議を提唱した。

 中国側は「5カ国協議開催は6カ国協議のプロセスを損なう。実質的な成果も期待できない」(外務省報道官)と訴えて米韓などを説得。その際、5カ国に域外国も入れた多国間会合の実施を受け入れたという。参加国は最終的に10カ国にまで拡大した。

 中国政府関係者は「10カ国会合は6カ国協議とは全く無関係。同協議の議長である武大偉次官も出席していない」と主張する。武次官は26日夜、ネパール訪問のため、ASEAN関連会議が開かれていたクアラルンプールを離れていた。直接の担当者が国際会議を離れるのは異例。予防線を張ったとみられている。

 ライス米国務長官が主催した10カ国外相会合は、李外相が北朝鮮側の説得を続ける最中に見切り発車する形でスタートした。6カ国協議を離脱し、ミサイルを発射した北朝鮮。遅々として進まない中国の仲介外交に米国の忍耐も限界にきていること強く印象づけた。

毎日新聞 2006年7月28日 19時03分


<引用終了>


こういう記事を読んでいると、結局、中国の存在価値というのは
思ったほど大きいものではない
ような気がしてしまう。
直接の隣国の一つであり、第一の友好国を自任するはずの
北朝鮮さえも説得できないのだから。

もちろん、北朝鮮が簡単に話を聞く類の国でないことは
重々承知の上で言っている
のだけれど、
それにしたって、北朝鮮への説得に確固たる自信を持っていたはずの中国
実は何の役にも立たないことがわかってしまったら、
いったいどうしたらいいのか、という話になってしまうだろう。

少なくとも中国に何らかの戦略ミスがあったから、
北朝鮮を飼い慣らすことができなかった
という言い方はできそうだ。
そうなった場合、中国は対北朝鮮戦略を、一定以上の大きな範囲で
見直す必要に迫られる
のではないかと思う。

国家の威信云々と言いそうな気もするが、
そんな見栄を張っている場合ではないとも思う。
中国にそういう必然性が理解できるだろうか?
まあ、理解できていないからこそ、こんな事態になるのだろう
posted by KAZZ at 20:40 | 島根 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外政治

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