2005年12月29日

独断と偏見で選ぶ2005年10大ニュース

というわけで、今年最後の更新は表題のようなテーマでやってみる。
あくまでも私の「独断と偏見」によって選出したものであることを
くれぐれも御了承いただきたい。
なお、一応順位がついているが、便宜的なものであり、
基本的には順不同で10点挙げたものと思っていただきたい。

第1位:衆院選で自由民主党大圧勝

 昨今の日本は政治が「ごっこ遊び」化しているような気がして仕方がないのだが、それを端的且つ如実に表した現象が、9月の衆院選ではなかったか。
 マスコミは自由民主党を中心にその動向を追いかけ、「刺客vs守旧派」の構図を作りたがっていた小泉を見事なまでにアシストしてみせ、そして自由民主党が「思惑通り(?)」圧勝すると、はしゃぎたいところを抑えてみたりする。

第2位:逆に民主党が没落

 そもそも戦略も定見もないこの政党が「政権与党」などになれるわけがないと思っていたら、案の定、衆院選で没落してしまった。何がいけなかったのか。
 最大の問題は、未だに「鳩菅(たまに横路)」の遺産を食い潰していれば何とかなるだろうと党全体が思い込んでいる呑気さ加減にあるような気がする。そんなことだからいつまで経っても政権に就けるわけがない。
 今回の没落を期に、執行部はとりあえず若返ったようなことになっているが、相変わらず鳩山が幹事長などというポジションに鎮座しているところを見ると、本質的にこの政党は変わることを拒否しているのではないかと思ってしまう。

第3位:小泉チルドレン、跋扈する

 日本の政治的な人材の貧困を感じると共に、かつての社会党「マドンナブーム」にも似た空虚な喧噪だけが一方的に通過しているような気もする。
 こんなものが小泉純一郎が標榜する「自由民主党の変革」の象徴なのだとすると、どうやら我々国民はとんでもないスカをつかまされたのではないかという気がしてならない。

第4位:辻元清美、国政に復帰

 程度としては小泉チルドレンと何ら変わりがなく、下手をすればそれらよりもレベルが劣ると思われる、このような御仁が国政の場にいること自体、日本の政治的な人材の貧困は加速していると思っていいのかもしれない。
 私も含めた日本人は、こうした不幸をもっと真剣に克服する努力をしなければならない。

第5位:福知山線・羽越本線で脱線事故

 前者は典型的人災、後者は幾つかの複合的な要因が重なった末の事故であるような気がする。罹災した人の数は違うけれど、そのような数字で比較できないほど両者の意味はそれぞれに重い。
 鉄道事故が極力減少するように、鉄道会社は努力をしてもらわなければ。

第6位:耐震偽装問題

 日本の産業界はこういうクソッタレの集まりによって成り立っているらしいことを知ると、何だか情けなくなってくる。しかも、御丁寧にこれらを擁護する政治家まで出てくる始末。何が彼らをそうさせているのか知らないが、つくづく日本の社会はこうした「民主主義」とは対極の人間たちによって動かされているのだと感じてしまう。

第7位:株屋の跋扈

 言うまでもなく村上ファンドのことを指すわけだが、この妙なギラギラ感だけが突出したような萩本欽一似の通産省OBは、いったい何を目指そうとしているのか。

第8位:ホリエモン、三木谷狂騒曲

 日本のベンチャー企業家が一概にこいつらと同一だとは思わないが、堀江や三木谷は何故こうも幼稚に見えてしまうのだろう。膨脹することこそが彼らの第一義であり、それ以外のことに何ら価値を見出そうとしない「膨脹至上主義」だけが突出しているためか、企業家として他に取り柄がないようにしか見えない。

第9位:中韓の対日感情が悪化?

 こういう問題でアホみたいに騒いでみせるのも結構だが、そもそも相互理解の精神を徹底的に無視しているのは他ならぬ中国や韓国であることに目を向けなければなるまい。
 日本に悪い点が全くないとは言わないが、中国や韓国にも悪い点はそれ相応にあり、それらにももっと目を向けなければならないところを、そうした点にはまるで目を向けようとしない日本のマスコミや言論に、少々疑問を覚えざるを得ない。

第10位:田中康夫、百条委員会にかけられる

 まあ、こんなのが知事になっても百害あって一利なしということで。未だにタレント(若しくはそのような立場にある者)をこのような選挙に擁立しようなどと思っている連中がいるようだが、そうした連中には「バカも休み休み言え」とだけ言っておく。

次点:鳥取県人権保護条例/女系天皇容認

 どちらの事項にも言えることだが、言葉の表層的な印象とその安易さに走るあまり、肝心のことを置き去りにしたまま、「まず結論ありき」でそれぞれの事項が進んでしまっているように思える。
 どちらにしても議論があまりに行われておらず、世論形成すらされたような形跡がないのに、結論だけが先に独り歩きしてしまうようなことになったのは、いったい何がすっ飛ばされてのことなのか。
 このような問題は、もっと議論を尽くしていかないと、より良い道は見えてこないのではないか。これらの問題に限らず、最近、プロセスをすっ飛ばしてゴールだけを殊更に強調することが美徳であるが如き風潮が見て取れる。
 多種多様なプロセスがあってこそのゴールであるということを、もっと意識しなければ。


・・・まあ、こんな感じでまとめてみた。

今年もいろいろなことがあったが、
来年は平穏無事な1年であることを切に祈りたい

なお、来年の最初の更新は1月6日を予定している。

それでは皆さん、良いお年を。
posted by KAZZ at 00:03 | 島根 ☔ | Comment(1) | TrackBack(1) | 国内事件・社会
この記事へのコメント

「・・・A元建築士は潔く自らTVカメラの前で、耐震偽装を詳しく自白した。しかし、民間検査機関のF社長は、この期に至っても、自らの非を認めない。A元建築士は立派だが、F社長は卑劣だ・・・」という正反対の印象を国民に抱かせたのは、メディアの責任です。

一部メディアでは、驚いたことにA元建築士やH社のO社長を「ヒーロー/犠牲者」扱い、民間建築機関のF社長を「共犯者/無能会社」扱いにしています。

この事件は、検査体制の欠陥を知った上での偽造であることは明らかです。いや、むしろ、「問題が発生すれば、検査機関に罪をなすりつけることができる」と考えた上での偽造です。

事実は、民間建築機関のF社長が、脅迫的な圧力に抗して、国交省に事件を通報したので「奇跡的に」明らかになったのです。

F社長が、あるblog宛に書いた電子メールが紹介されていますが、これは非常に興味深い(http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20051218)。事件の研究者は必読です。
***
10月20日:イーホームズ社が告発に基づいてA元建築士の偽造を発見。

10月25日:イーホームズに呼ばれたA元建築士が偽造を認める。

10月26日:イーホームズの藤田社長が、国交省に通報の電子メールを送るが、国交省は「当事者同士で解決せよ」として取り上げない。

10月27日:イーホームズの藤田社長と、偽装公表に反対するヒューザー社の小島社長がヒューザー社で対決。藤田社長が国交省に電話するが理解を得られず。

10月28日:藤田社長が国交省に出向いて通報。国交省も通報を了解する。

11月15日:国交大臣に偽造設計の報告が届く。

11月17日:国交省が偽造問題を発表。

11月18日:A元建築士が自宅入口でTV報道陣に釈明のインタビュー(イーホームズ批判)。国民にショックが走る。

11月26日:発覚した工事でA元建築士に(形式上)外注した森田設計事務所代表が遺体で発見。

(以降、民間建築機関のF社長に対するメディアのバッシングが激化する)
***

論理的には、マンション住民・ホテル利用者にとって、F社長は「命の恩人」です。

しかし、最大の暗黒部分は、政治家の圧力によってNHKなどのメディアが、民間建築機関のF社長を悪人に仕立て上げるのに協力したことです。

この結果、問題の焦点がぼやけ、真の犯罪容疑グループは世間のバッシングを回避することができたのです。

政治家・犯罪関係者によるメディア操作に協力した例として、後世、メディアも批判されるでしょう。
Posted by 「国会喚問促進」委員会 at 2005年12月30日 09:05
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2005年重大ニュース4〜耐震強度偽装問題
Excerpt: 今まで、日勤教育・小泉劇場[:テレビジョン:]・フジテレビ買収騒動[:お金:]と2005年の重大ニュース[:日の出:]について、私なりの意見を書いて参りましたが、今日は、「耐震強度偽造問題[:ビル:..
Weblog: 一言居士!スペードのAの放埓手記
Tracked: 2005-12-29 22:07
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