2006年01月06日

旧来型政治家の発想

こんな記事を見つけた。
せっかくなので全文引用してみよう。

知りたい!:日本橋に青空を 一声発動、コイズミ記念碑?(毎日新聞)

<引用開始>

知りたい!:日本橋に青空を 一声発動、コイズミ記念碑?

 <2006・チャンネルYou>

 小泉純一郎首相が一大事業に号令を出した。またもや標的は高速道路だが、今度は東京・日本橋の上に架かる首都高速道をよそに移せ、という計画。「無駄な公共事業をなくす」小泉改革に逆行するのだが、首相の真意は? 【大場伸也】

 ◇首都高移設3000〜6500億円−−「任期中やろう」

 発端は昨年10月19日夜。都内の日本料理店で、小泉首相が牧野徹首相補佐官(元建設事務次官)や伊藤滋早稲田大学教授(都市計画専攻)らと食事した時のことだ。

 「日本橋やろうよ。おれの任期中にまとめてくれ」。首相はその場で「一声政治」を発動。牧野氏に準備を命じた。

 2カ月後の12月26日。官邸に伊藤氏のほか、高速道路の権威である中村英夫武蔵工大学長、奥田碩日本経団連会長、作家の三浦朱門氏の3人が呼ばれ、首相の私的な有識者懇談会が発足した。

 首相直属の懇談会設置は、郵政民営化や皇室典範改正などの重要課題に限られ、5年の長期政権でもこれまでにわずか六つ。

 4人を前に首相は「オリンピックがあろうとなかろうとやるんだ」と強い口調で言ったという。石原慎太郎・東京都知事もオリンピック誘致に合わせた日本橋の首都高撤去を唱えているため、それに対抗して「おれのプロジェクトだ」との意気込みらしい。

 ある政府関係者が内情を明かす。「完全に首相の思い入れ。任期中、郵政民営化などの改革では足跡を残したが、形に残るモニュメントがない。空港や道路を造るのでは田中角栄的だが、青空やきれいな川を取り戻す事業ならば小泉首相らしい。昨年の衆院選の後、話が動き出した」

 4人の有識者の一人も「任期中に」という首相の注文を受けて、「これは首相の最後のお土産だ」と感じたという。

 それにしても、なぜ日本橋? 関係者は「小泉首相は歌舞伎など日本の伝統文化や歴史にこだわりがある。『江戸時代の五街道の起点なのに美しくない』とも言っていた」と話す。首相は周辺に「実現したら文化都市・東京のシンボルになる」と語っているという。

 環境・景観・文化を前面に押し出した「小泉記念碑」という趣向だ。

 韓国の首都ソウルでは、次期大統領候補に名前の挙がっている李明博(イミョンバク)市長が都心の清渓川(チョンゲチョン)を覆っていた暗きょと高速道路を約425億円かけて撤去。昨年10月にせせらぎを復元した。小泉首相は「韓国でできるんだから、日本でもできる」とハッパをかけているという。

 日本橋の場合、コストは膨大だ。第1次小泉内閣の扇千景国土交通相(現参院議長)が設けた有識者会議は02年4月、首都高を(1)日本橋川の地下を通す(2)両岸のビルの中か地下を通す(3)日本橋を通らないルートに変更する−−の3案を提言した。昨年末の推計で総工費は3000億〜6500億円。

 ちなみに、この金額を「開かずの踏切」対策に使えばどうなるか。国交省によると、1時間に40分以上閉じている踏切は全国611カ所、立体交差化には1カ所で平均50億円かかるというから、1〜2割が改修される計算だ。

 国交省の関係者は「財政難の折、政府の金をつぎ込むのは難しい。募金か積み立てか、いずれにしても国民の理解が必要だ」と、思わぬ「首相の一声」に困惑気味だ。

毎日新聞 2006年1月6日 東京夕刊


<引用終了>

要するに、政治家・小泉純一郎の存在証明をしたいがために
かかる不要不急の支出を要する行為をしたいだけ
であり、
無用のモニュメントを拵えて自身の存在証明だと言って
周囲がドン引きするぐらい大喜びしているような
旧来型の政治家
連中と、いったい何がどう違う発想なのだろう?
そんな金があるのなら、もっと他の重要課題に回したら良いではないか。

結局は、変人だの何だの言ってみたところで、小泉も人の子。
如何に自由民主党をぶっ壊すなどと大言壮語を吐いてみても、
結局は自由民主党の流儀によってしか
自らの功名心を満たすことができない
のである。

かかるデタラメな理由が透けて見えるようなプロジェクトであれば、
まだ五輪誘致を理由に同様のことを提唱している石原慎太郎の方が、
幾らかの説得力を有する
ような気がする。
(「幾らか」の程度は皆さんの御想像にお任せしたい)

まあ、どっちにしたって五十歩百歩の感は否めないわけだが。
posted by KAZZ at 23:26 | 島根 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国内政治(内閣・政府)
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