2006年02月13日

福のない残り物

我が国には「残り物には福がある」という諺がある。
他人が残したものの中には思わぬ良い物が残っている
また「遠慮深い者があとで意外な幸福に恵まれることが多い
などという意味で使われる。

この有名なフレーズを踏まえて話を進めたい。

我が国に於いて現在、国会に議員を送り込んでいる政党はどれぐらいあるか。
掻い摘んで列挙してみると、概ね以下のようになろう。

自由民主党
民主党
社会民主党
日本共産党
公明党
新党日本
国民新党
新党大地
・その他諸々

この中で自由民主党公明党いわゆる連立与党を組んでいる
今更そんなメリットが自由民主党に存在するとは思えないが、
とりあえず未だに性懲りもなく連立を組んでいる

これらに対抗する一番手として、
単独での政権奪取を狙う民主党がいる。
もっとも、この政党は恒常的に瓦解の危機を孕んでおり
政権奪取が先か党の分裂解体が先か
全く先が読めない状況
である。

さて、新党日本以下の泡沫政党は論外として、
問題は残った社会民主党日本共産党である。
この2つの政党が、何を思ったか共闘を始めようとしているらしい。
共通項として掲げるのは「憲法改正阻止」なんだそうだ。
以下の記事を御覧いただこう。全文を引用してみる。

憲法改正阻止で共社党首会談へ…社民党が応じる(讀賣新聞)

<引用開始>

 社民党の福島党首は13日、国会内で共産党の志位委員長と会い、共産党が申し入れていた憲法改正阻止の共闘に関する党首会談に、応じる考えを示した。会談の日時や具体的な議題については、今後、調整する。

 福島氏は志位氏に対し、「小泉構造改革批判、平和の問題では共闘が組めると思う。党首会談の申し入れはお受けする」と述べた。

 社民党は旧社会党時代の1980年に、野党共闘から共産党を排除することで公明党と合意。以来、共産党と共闘は行っていない。


<引用終了・太字部分は引用者による>

現状の国会に於いて、社会民主党も日本共産党も
それぞれ存在感をアピールできているとは言い難い
ただ何となく議席を得て、何となく国会に出て
何となく小泉のやり方に文句を言い、
それで一日一日が過ぎていくようにしか見えない。

同じ野党でも民主党は(内情はどうであれ)政権奪取を旗印に動いている分、
まだ国民やマスメディアの注目を浴びやすい立場にあるが、
社会民主党や日本共産党にはそういった明確な目標がないだけに
どうしても注目を浴びづらい面があろう

しかし、だからといって現実的な路線を放棄
アメリカ合衆国からいただいた(に等しい)憲法
後生大事に守っていくという後ろ向きの論理に固執するのもどうだろう

彼らは「アメリカの言いなりになって云々」と
事あるごとに声高に言っているが、
そのアメリカ主導(に等しい)で作られた憲法を守るというのは、
これ即ち究極の「アメリカの言いなり」みたいなものと違うのか?

私は、ああいう左寄り(とされる)政治信条を標榜しているような政党が、
たかだか9条のみの存在を盾に憲法を再考し検証する作業を怠るのは、
政党としての怠慢ではないか
と思っている。
日本国憲法は何も第9条だけが「日本国憲法」ではないのだ。
時代の動きや流れにそぐわなくなっているかもしれない条文が、
ひょっとしたらあるかもしれない
ではないか。
そういった条文を逐次見直して、必要があれば改正に動くのも
政治の役割の一つではなかろうか


なのに、社会民主党やら日本共産党やらでは、
憲法改正と聞くとすぐに「9条の改正」と短絡的に結びつけ
頭ごなしに反対することしかできない体たらく
である。
これが彼らの政治的怠慢でなくて何なのか。

もう、そういう短絡的な憲法論議はお止めなさい
「9条」は所詮、憲法の一条文に過ぎないし、
それを改正するか否かだけを延々議論してみたところで、
何も始まらない


大切なことは、「9条」も含めた全体を見渡すことであり、
そのような大きな視点から憲法全体を今一度見直すことだろうに。
「9条」こそが「日本国憲法」であるかの如き彼らの認識には、
正直、これ以上つきあいきれない

かかる連中におつきあいしてみたところで、
如何なる福も残っていない
ように思えるのは、決して私だけはあるまい。
posted by KAZZ at 20:09 | 島根 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 国内政治(政党)
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