2005年03月02日

民主党の皆さんにお訊きしたい

Livedoorによるニッポン放送株の買収問題。
もはや社会問題となっているし、
このブログでも再三取り上げている。

金の使い方を知らないIT成金と、
脇が甘く感覚の古いメディア経営者による
単なる泥仕合と化している現状には
もはや論評のしようもないので、
今日は違う観点でこの問題を考えてみたい。

この問題における、自由民主党と民主党の旗色の違いが
このところ浮き彫りになっている
のだという。
自民党、特にその中でも中堅以上の議員は反対色が強く、
逆に民主党には賛成というか、擁護の色が強いという。
民主党は若い議員が多いので、そういう傾向になりやすいらしい。

では、そんな風に賛成する議員諸氏にお伺いしたいのだが、
Livedoorがニッポン放送、ひいてはフジテレビを買収することによって、
いったいメディアの何が変わる、また何を変えられると思っているのか。

まさか、単に「若い冒険的な起業家(Livedoorと堀江貴文)が、
守旧派的(フジテレビやニッポン放送)な企業体系を崩壊させんと
果敢なチャレンジをしている」というような曖昧模糊とした理由だけで
Livedoor及び堀江貴文に賛同しているわけではあるまい。
何か、この騒動に確たるものを感じているからこその賛同であろう。

私は、この堀江貴文という人物を見ていると、
かつて長野県知事選に乗り込んだ田中康夫がダブって見えてしまう。
その軽さと無責任さが、どうにも田中とダブって仕方がない。

堀江はネットを介したメディア革命を起こしたいらしい。
メディアに度々登場しては、そのようなことを言っている。
が、その実像は彼の口からは何も語られていない。
田中康夫が長野県知事選に乗り込んだ時もそうで、
やれ改革だ、刷新だと意気揚々とシュプレヒコールをあげてはいたが、
その中身について、何一つ実像を語らなかった。
田中は選挙の結果、長野県知事になったが、
具体的な改革はほとんど進んでおらず、
理念と言葉を徒に振り回しまくった挙げ句、
今や田中に引き続き知事職に留まってもらおうと思っている人も
大幅に減少しているのではないかとさえ言われている。
堀江の言動やパフォーマンスからは、
まるで田中康夫と同じ種類の軽さしか見えてこない。
「堀江のイメージ=Livedoorという企業のイメージ」である。

要するに、堀江を頭に戴くLivedoorという企業も、
親玉の堀江同様に軽佻浮薄な企業なのだ。
自分たちが推し進めようとする事業の
具体的なヴィジョンすら出せないのに、一端の顔をしたがる
そんな彼らをどのようにして民主党の若い連中は
信頼しようとしているのだろうか。そこがわからないのだ。

改革礼賛も結構だが、物事を改革する以上は、
改革する前よりも大きな実績を残さなければいけない。
それが実現できてこその「改革」だということを、
よもや忘れたりはしていないだろう。
「改革」という言葉のイメージに酔っているだけでは、
本当の意味での「改革」など、未来永劫できやしない。
posted by KAZZ at 20:11 | 島根 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 国内政治(政党)
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