2005年03月11日

竹島の日

島根県民の一員として、この問題を避けて通るわけにもいくまい。

御存知の方も多いと思うが、簡単に説明しておくと、
島根県議会の議員有志が竹島問題に関する
超党派の議員連盟を設立しており、その彼らが今回、
竹島が島根県管轄になってから100年経過したことを記念し、
その日である2月22日を「竹島の日」と定め、
竹島問題について県民の認識をより高めると共に、
竹島の領土権確立に向けた取り組みをしていくための条例案を
県議会に提出した、というわけである。
何せ、提案者としての議連に加盟しているのが、
全県議(38名)の9割以上にあたる35名である。
(実際の加盟者は36名だが、1名ほど提案者に名を連ねなかった)
既に10人の議員が出席した総務委員会では、
委員長役の議員を除く9名で採決が行われ、8対1で可決されている

県議会最終日には、本会議での採決も予定されているが、
これも現段階では可決される可能性が高い


韓国側はこの問題に敏感に反応し、特に島根県と友好提携を結んでいる
慶尚北道では、交流の全面中止や友好姉妹提携の破棄も視野に入れて
対応を検討しているのだという。
更に、外交通商相も来日を延期したりするなど、政府の対応も硬化。
韓国の国内世論も一斉に反発しているという。
その一方で、そうしたことの行き過ぎに懸念を示す向きもある

さて、島根県民の一員としての私の考えを述べさせてもらう。

率直に言って、良いことだろうと思っている。
但し、幾つかの注釈はつく。

まず、そもそもこういうものは国が制定すべきだということ。
現に「北方領土の日」というもの(2月7日)が制定されている。
北方領土の日が制定されているのに、なぜ竹島にはそうした日がないのか。
逆に言えば、日本の政府にとって、人が住めない竹島は、
北方領土に比べれば重要ではないのかもしれないが、
現実に日本の領土であることが確かである地域に、
韓国が土足で踏み込んでいるという事実を、なぜ黙認しているのか。
ロシア(以前はソ連)に対して、北方領土を返還せよと
再三にわたって要求を繰り返してきたというのに、
なぜ韓国には同じ要求ができないのか。
議連が「政府の対応はおかしい」と憤るのも当然だろう。
ただ、だからといって、外交に責任を持てない、
いち地方議会でそういうものを制定していいのか、という疑問は残る。

次に、そのタイミングである。
今年は日韓国交正常化40周年の節目の年でもある。
たまたま竹島の帰属に関する県の告示から100年目の年に
ぶち当たってしまったわけだけれども、
だから今年それを制定しましょう、というのは
いささか安易に過ぎないか、ということもある。
別に、100年目でなくても99年目(つまり去年)でも良ければ、
101年目(つまり来年)でも良いわけで、
それ相応の時宜というものがあるのに、
それを見定めきれなかった議連の見通しの甘さは否定できない。
いくら彼らが「底辺には日韓友好がある」と言ってみたって、
このタイミングの悪さを持ち出されては、どうしようもない。

最後に、これはむしろ政府の問題だと思うが、
そもそも領土の帰属というものへの関心が薄すぎる。
「国際的に認められているから」などと彼らは言うけれど、
現実に竹島にいるのは日本国民ではなく、韓国の警備隊である。
この一点だけとってみても、日本国政府が
自国の領土の帰属問題に対して、あまりにも薄い意識しか
有していないことになるのではないか。

ともかく、このままいけば条例案は可決されるだろう。
そうなった場合、政府はどうするつもりなのか。
なあなあで丸く収めようとするのか、
これを機に竹島の問題を考え直すのか。

もっとも、小泉にこのような問題は難しすぎるような気もするが・・・。
posted by KAZZ at 20:48 | 島根 ☔ | Comment(0) | TrackBack(1) | 地方自治一般
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