2006年11月29日

スクラップ・アンド・ビルト

落選議員の復党、参院くら替え組を来月にも認める方向(讀賣新聞)
復党問題:焦点は落選組の処遇に 参院転出探る動きも(毎日新聞)


スクラップ・アンド・ビルト」という言葉がある。
普通、一度破壊してから再生するというような意味合いで使われる。

小泉純一郎は、自由民主党を(部分的にではあれ)「スクラップ」して
意気揚々と政治の表舞台から去っていった。
その後の「ビルト」役を仰せつかったのが、安倍晋三である。

ところが、安倍がやろうとしているのは「ビルト」のようで
実は「ビルト」ではなかった
のである。
安倍は「ビルト」に見せかけて、実は「リペア」をやり始めている

話をわかりやすくするために、一軒家で考えてみる。

 自由民主党という名の一軒家の家主になった小泉純一郎は、古くて使い勝手が悪いと彼が思った部分を遠慮なく壊した。見栄えや体裁はさておいて、彼は結果的に思い通りの家を手に入れ、5年ほど住んだ後に(様々なリフォーム案を残しつつ)引っ越していった。
 小泉が手を入れた家には、続いて安倍晋三という新しい家主が入居した。若くて新しもの好きの安倍は、前の家主である小泉とも親しいので、てっきり小泉の残したリフォーム案をベースに家に手を入れて、より機能的で住みやすい家にするのかと思いきや、小泉が意図的に壊したはずの箇所を修復することを始めてしまった。
 わざわざまた使い勝手の悪い状態に戻さなくてもいいのに、と隣近所の人々が噂するのも馬耳東風の有り様で、今日も安倍はせっせと家の修復ばかりやっている。


要するに、そういうことなのだ。
かくして、安倍がせっせと「リペア」をした結果
自由民主党は旧態依然とした伏魔殿に逆戻りしてしまった
それを「古い議論」などと斬って捨てようとするのは、
自らの構築センスの無さを他者に責任転嫁しようとしているのと同じだ。

こんな政党が「改革」などとどの口で言えるのか
よほどの厚顔無恥でなければ、そのようなことは言えない
然るに、どうやら安倍晋三は、我々が思っている以上にずっと厚顔無恥らしい。

そんな人物が「美しい国」だの何だのと標榜してみたところで、
何ら説得力を持たない
ことに、どうして安倍は気がつかないのだろう
ひょっとしたら、安倍にはよほど思慮というものがないのかもしれない。
posted by KAZZ at 19:37 | 島根 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 国内政治(政党)
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