2005年07月01日

実は単純明快な問題

最近、警察を巡る不正経理問題というのが随所で起きている。
中でも宮城県では犯罪捜査報償費の執行停止を知事が命じるという
前代未聞の事態まで発生してしまっている

知事も県警本部長も、その立場を巡って一歩も譲る気配を見せない
だが、この少し前に報償費問題についての訴訟で、
支出に実体がないと考えられる旨の指摘が判決の中で出ている
ため、
警察側の旗色はやや悪いようである。

一見して複雑そうなこの問題、
しかし実はきわめて単純明快な問題のような気がする。

捜査協力者に対して謝礼を支払う、というシステム自体は
私個人の考えとしてはあって当然のものだと思う。
それを県費から支出すること自体は、何ら問題がない。

但し、だからといって、それを別用途に流用するような事態が
常態化しているのだとしたら、それこそが問題であって、
それはひとえに警察内部のシステムの問題である。

そこで、支払った謝礼が本当に捜査協力者の元に渡っているか、
ということを調査しなければならない。
もちろん、事柄が事柄だけに様々な制約はあるだろうから、
慎重に慎重を期して調査を行わなければならないが。

今回の宮城県のケースの場合、最初から協力姿勢を前面に出して
全体を公表しないまでも、支障がないと推定される部分に関して
積極開示していれば、ここまで問題はこじれなかったような気がする。
それを、あれもできない、これもできないと、
浅野知事の要求をほぼ全て突っぱねてしまった。
これでは裁判で実体のない支払いと認定されるのも、
それを引いた形で予算の執行停止を知事から言われるのも、
無理からぬ話ではなかろうか。

宮城県警の非協力的な姿勢が、結果として自分たちの首を絞めたわけだ。
だとしたら、彼らは知事に文句を言い募るのではなく、
もう少し協力的な姿勢を見せておく必要があったのではないか。

もちろん、裏金疑惑なるものがそれだけでなくなるわけでもないし、
以前として疑義は消えないかもしれないが、
それでも闇雲に全てを突っぱねるよりはマシな気がする。
posted by KAZZ at 20:24 | 島根 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 国内事件・社会
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