2005年07月05日

【臨時】第1Rはハナ差決着【臨時】

と言っても、別に競馬の話をしようというわけではない。
郵政民営化法案の採決が今日の衆議院本会議で行われて、
賛成233票、反対228票の僅か5票差で可決された
、という話だ。

昨日のエントリでは自民党の造反者が20人ぐらいなどと
Web上の記事にある記述を引いて書いたのだが、
蓋を開けてみると反対票を投じた37人に加えて、
採決を棄権・欠席したのが14人と、合わせて51人もの造反者を出した。
ただ、それでも可決は可決ということで、
小泉は直後の議場でニヤニヤ笑っていた。

正々堂々と反対票を投じた37人の議員に関しては
別に何も問題はないと思う。
理由が何であれ、反対の意思表示をしたことには変わりない。
問題は、棄権したり欠席した14人の連中であろう。
こいつらは郵政民営化反対と口では喚き倒しながら、
結局何の意思表示もしなかったのである。
こんな連中に郵政民営化反対論など唱えてもらいたくないし、
唱える権利すらもない。
何が「野党と手を組むのが嫌だ」だ。
何が「与党の議員として」だ。
寝言は寝てから言ってくれ。議場で記者団を前に言うな。

まあ、自民党の連中のことなど、別にどうだっていい。

私は郵政民営化法案には反対の立場を取ってきた。
但し、自民党の連中みたいに「小泉下ろし」がしたいとか、
「党内の手続がどうたら」みたいなくだらない理由によって
反対してはいない。
まして民主党のように「反対のための反対」もしていない。

要は、メリット・デメリットそれぞれの大きさを考慮した時、
どちらが勝るのかがわからないから反対している
だけだ。
しかし、竹中平蔵は民営化した場合のメリットしか話そうとしないし、
小泉だって似たようなもの。付和雷同的についていく
小泉のフォロワー共も、概ね同じような雰囲気だ。

やれ、専売公社だ、国鉄だと民営化されてきたが、
本当にそれらが某かの成果を挙げることができているのか。
その検証すらろくにできてもいないのに、
「じゃあ、郵政三事業も民営化しますよ」と言われても
「ハイ、そうですか」と二つ返事で納得はできない。
メリットとデメリットを同じ土俵に乗せた上で、
メリットをどれだけ増幅させることができて
且つデメリットをどれだけ縮小させられるのかを、
しっかりと論議する必要性があった


なのに、民主党社会民主党の連中のように
子供じみた理由で国会審議を一時的とはいえ拒否する
国会議員の風上にも置けない輩がいる
かと思えば、
審議には出ていても、結局は小泉以下の郎党を
補助するような格好にしかならなかった
自民党内の「反対派」と称する連中
などのせいで、
109時間だかの論議が淡々と進んでしまい、
結果、本会議で可決となってしまった。

また、一方で小泉も小泉だ。
公明党の言いなりになって採決日程を延ばした挙げ句、
修正には応じないなどという態度を示しておきながら
実際には法案に幾つかの修正が施されている


こんないい加減な法案など、通ってはいけなかったのである。
それを衆議院は結果的に通してしまった。

茶番劇とはまさにこのことであろう。

小泉はこのあとサミットに出かけるが、
帰ってきてからは参議院での審議が始まる。
もっとも衆議院がこれっぽっちの票差だった以上、
参議院でも素直に可決されるかどうかは不透明だ。

だが、可決されようが否決されようが、
一つだけはっきりしていることは、
小泉純一郎という政治家に対する求心力が
既にかなり低下してきており、今後の審議の行方如何では、
この法案が小泉の命取りになる可能性が十二分にある
ということだ。

第2Rとなる参議院での審議の動向が注目される。
posted by KAZZ at 21:26 | 島根 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | 国内政治(その他)
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Excerpt: さて、最近ろくにニュースを見ていなかったのですが、郵政関連貌はさすがにみてました。 他に都議選とか見てましたが、みんな選挙に行かないと。 創価にのっとられるよ、このままじゃ。 郵政貌衆院通過 わず..
Weblog: 桜日和
Tracked: 2005-07-06 11:01
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