2005年07月07日

詭弁、木っ端微塵に

先日のエントリで、木製ガードレールのことをちょっと書いた。
県議会で質問に立った議員に対して
田中康夫が「詭弁」だの「素直さのなさ」だのと言って
何の落ち度もない議員を謗った
という、あれの続きだ。

問題の木製ガードレールの件だが、長野県議会土木委員会に諮られ、
やはりと言うべきか、提案された1億6千8百万円もの予算案は
粛々と「減額」の方向に向かいそう
である。

木製ガードレールを作って設置するにしても、
その前提はきちんとあるのが当然で、国交省技監氏はそれを
安価景観に良い間伐材利用促進に貢献できる」と定義したのに、
田中康夫はその定義を無視しただけに留まらず、
その定義を勝手に解釈し直した詭弁に拠って
通常の3倍ものコストがかかる木製ガードレールの設置をすべく、
一度は減額された予算案を再度提案した挙げ句、
見事なまでに返り討ちを喰らってしまったわけだ。

そんなもの、当たり前のことではないか。
だいたいその事業にどれだけの緊急的な必然性があり、
且つなぜそれだけの予算を獲らなければならないのかという点が、
あまりにも不明確きわまりない
そしてその論拠からして、そもそもデタラメなのだ。
そんな予算案をどうやって満額通せというのだろう。

仮に県土木部長氏が言うように「景観形成に優れている」としても、
それを以て優先順位が高いとまでは方向付けられまい
実際に耐久性は未知数だというし、国からの補助を受けたところで
現実に県が負担すべき金額は相当額にのぼる
という。
また、その事業以上に優先順位が高いと感じられるものは
他にもたくさんあるのだろうから、
これの優先順位をかなり高く取るためには、
相当精密な実証がなければなるまい
しかし実際にそうした実証はなされぬままであり、
せいぜい田中康夫によるわけのわからない詭弁があった程度。
これでは減額査定されるのも当然の話で、
それでは足りないのか全額カットを言い出した委員がいるというが、
これもこれで理解できる話だ。

これでその予算案が満額通ったら大変だったが、
さすがにそんなデタラメが大手を振って罷り通るまでに
堕落しているわけでもないらしいのが救い
だ。
それにしたって何故今になって木製ガードレールで、
しかもそれが通常の3倍の値段のそれでなければいけないのかという
説明責任すら果たされないというのに、
わざわざ時間を割いて議論するまでもないような気がする。
とんだ詭弁につきあわされた委員諸氏が気の毒だ

別に長野県に限った話ではないが、
何処の自治体でも財政状況がきわめて良くないという事実があり、
それを少しでも向上させようと不断の努力をしている最中にあって、
こうした「飾り物」に金をばらまいている余裕など
果たして本当にあるのだろうか?
それこそ、件のエントリで取り上げた清沢議員の言葉ではないが、
長野県の高楊枝」と化してしまうであろうことは容易に想像できる。

平然と放たれた詭弁に対する説明責任とやらを、
ぜひとも田中康夫の口から聞いてみたいものだ。
もっとも、彼にそんなことができるとは到底思えないけれど。

<以下7月8日追記>

結局、全額削除になった由。
当然と言えば当然の帰結であった。
posted by KAZZ at 23:39 | 島根 🌁 | Comment(0) | TrackBack(1) | 田中康夫長野県政
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木製ガードレールと称する材木利権
Excerpt: 木製ガードレールに関する材木業界と田中康夫長野県知事の癒着についてのページです。
Weblog: 田中康夫長野県知事へのメッセージ
Tracked: 2006-07-12 07:39
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