2005年07月25日

拉致問題早期解決を改めて願う

未だに拉致問題をやっている。
本来、とっくに解決していなければならない問題なのに、
未だに被害者家族たちはアピールを続けている。

これはいったい誰のせいなのか。

言うまでもない。
北朝鮮と、他ならぬ日本国政府のせいである。

今日も今日で、拉致被害者家族の皆さんは
6カ国協議の場で拉致問題を取り上げるよう
強くアピールをされた。

皆さんの心情は痛いほど伝わってくる。

北朝鮮は例によって例の如き調子だが、
それは単に彼らが耳の痛い話を聞きたがらないだけで、
当然彼ら北朝鮮に多大なる責があると言える一方、
国際社会の一員たる国家としては最低限の礼儀すら果たせない彼らに
日本がナアナアの対応しかしてこなかったことも悪い。

中ロもいい顔をしていないようだが、
彼らには頼むこと自体最初から無駄でしかない。
韓国だって北朝鮮に対する昨今の政策を見ていると
とても協力などしないだろう。

そこで、残るはアメリカのみ、となる。
アメリカの協力を取り付けることで、
どうにか拉致問題解決の糸口を見出したい、ということなのだろう。
政府も一応、本気ではいるようだ。
もっとも、拘束力のある共同文書作成を目論んでいるという状況もあるので、
これが本当に提起されるかどうかは、不透明とも考えられる。

ただ、仮に拉致問題が実際に提起された場合に、
北朝鮮の態度が硬化することが考えられ、そうなった時、
北朝鮮の核の脅威が縮小または完全になくなるということが、
今回の協議において形として見えてこなくなった場合、
その責任が必然的に日本に転嫁される可能性が出てくる。
それをどう判断するかも重要になってくる。

つまり、こうだ。
もし今回の6カ国協議が物別れに終わったと仮定しよう。
そうなった場合、中ロが「日本が要らぬことを言うからだ」と言い出し、
韓国も韓国でこれに同調し、アメリカは黙りを決め込むことが予想される。

そして北朝鮮は北朝鮮で日本の主張など一顧だにせず、
自身の主張だけを垂れ流した挙げ句、核開発に邁進するだけ。

結局、悪いのは拉致問題に固執した日本だけ、という議論が
湧き上がってしまう可能性も決して否定できない。
だが、この場で主張しなければ、チャンスはまた逃げてしまうだろう。
まったくもって難しいものだ。

日本政府には、これまで何度も何度もチャンスはあった。
5人の被害者が帰国した後も、その家族が帰国する前後にも、
それ以外のあらゆる時間においても、
この問題を継続的に北朝鮮に認識させるチャンスはあった。
だが、その度に日本政府はつまらぬ失策を重ねた。
山崎拓や平沢勝栄を北朝鮮に寄越してみたり、
中山参与を辞任させたり・・・。

北朝鮮からしてみれば、「拉致はあった」という言質さえ与えれば、
日本などどうにでもなる
、ぐらいの考えでいるに違いない。
北朝鮮というのは、それぐらいのことを平気で考えるような国家なのだから、
日本ももっと深謀遠慮を以てことに臨まなければならなかった。
それなのに、その言質を取ったことだけに固執して、
その先をまるで考えようとしなかった。


結果、横田めぐみさんをはじめとする、残された拉致被害者は
未だに祖国・日本の土を踏めないどころか、
その安否すら杳としてわからないような状態
ではないか。

確かに小泉首相は拉致問題について門戸を開いたかもしれない。
だが、彼がやったことは、結局それだけでしかない。
せっかく開いた門戸から、どうやって更なる結果を引き出すかについて、
はあまりにも無策だったように思われるし、
それは外務省にしたって同じことなのだ。

ぶっちゃけた話、郵政民営化などどうだっていいのである。
まず、主権国家を日本が自認するならば、この問題をキチンと取り上げ、
解決に向けてひたすら邁進するしかないのだ。
仮に小泉の代でそれが完結しないなら、次の首相に託してもいい。
その代わり、その方法論はしっかり引き継いでいく必要がある。
(もっとも、民主党政権下では、それをやらせるのは心許ないけれど)

ともかく、拉致問題の一刻も早い全面解決に向けて、
日本国政府は様々な手段を尽くしてもらいたい。

そうしないと、この問題がどんどん風化の一途を辿るだけだ。
posted by KAZZ at 20:41 | 島根 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 国内政治(その他)
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