2004年09月15日

ありもしないものを「ある」と言う図々しさ

イラク戦争が始まる前から、
私はずっと思っていた。
あの国に本当に大量破壊兵器などあるのか、と。

仮にあっても、そんなに簡単に見つからないように
上手く隠蔽するだろうし、
それ以前に、あれだけ経済封鎖だの、国際的な制裁だのと
やられている国に、果たしてそこまで作る余裕があるのかと
疑ってかかっていたら、案の定、それはなかったという。

コリン・パウエルが、先日の米上院公聴会にて、
遂に大量破壊兵器などなかったのだと認めてしまった
(正確に言えば、見つけることを断念した、との言い分である)
それ見たことか、と言うべきだろうか。

更に、このほど新しくCIA長官になろうという
共和党のゴスとかいう人物が、
CIAの情報には重大な過ちがあった」などと言っている。
笑わせないでもらいたい。
新長官就任予定人物を使って、このようなことを言わせるとは
ブッシュも随分ナメたことをしてくれるものである。

それならば、ブッシュ自身が、自分の言葉でハッキリ言えば良い。
CIAの情報はデタラメでした、結果的にサダム・フセインを
放逐することはできましたが、戦争自体はデタラメの情報を元に
私たちの勝手で仕掛けたものなんです、と。

まあ、そんなことなどあの男に言えるわけもなかろう。
だから、マイケル・ムーアにコケにされてしまうのである。

いずれにしても、信憑性のきわめて疑わしい情報を元に
戦争行為に打って出たという道義的な責任を、
ブッシュはどのように考えているのか。
結果的にサダム・フセインはいなくなったが、
依然としてイラク国内の混乱は続き、
それは多くの場合、アメリカの存在に起因しているという現実を、
ブッシュはどのように考えているのか。

たぶん、ブッシュのことである。何も考えてなどいないだろう。
そして彼は飽きもせずにイラクにアメリカ兵を送り込み、
無意味な紛争を引き起こし、イラクの民主化と自由を訴えかけ、
一人悦に入っている。ただの自己陶酔主義者だ。
このような人物を大統領に戴くアメリカ国民は、非常に不幸だと思う。

何にしても、ありもしないものを「ある」と言ってしまう
この図々しさが、サダム・フセインとは違う意味で
イラク国民を苦しめているという現実に
そろそろ気がついた方がいいのではないか。

特に、今頃のほほんと外遊して喜んでいる小泉あたりは。
posted by KAZZ at 20:31 | 島根 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外政治
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