2005年08月29日

【選挙公示直前SP・1】八代英太の乱

八代英太が遂にやった。
自由民主党を離党して、無所属で東京12区から立候補するそうだ。

元々、八代は郵政民営化法案に反対の立場を示し、
国会採決でも反対票を投じている。
そして解散後、彼は地盤である東京12区から立候補しようとした。
ここには公明党の太田昭宏議員がいる。
公明党で幹事長代行のポジションにいる議員だ。
前回の選挙ではこの太田に小選挙区を譲り、
八代は比例代表東京ブロックから出馬していた。
そのため、今回選挙では小選挙区に戻って出馬する意向があったようだ

だが、郵政民営化反対派は公認しないという方針の自由民主党執行部に
最初こそ公然と反旗を翻しかけた八代は、
その後、自由民主党執行部に「説得」という形で抑え込まれ、
泣く泣く小選挙区からの立候補を断念した。
そこで自由民主党内から出てきたのが比例単独での処遇論だったらしい。

ところが、今度は「例外を作るのは良くない」という話が出てきた。
それはそうだろう。八代は郵政民営化法案反対に票を投じた身。
それを優遇するとなると、今までの刺客作戦は何だったのかとなる。

それで結局、自民党は八代に比例単独での出馬をさせないことになり、
本人に通告。そして八代はこれを受け、自由民主党を離党し、
無所属で小選挙区から出馬することを決定した
、というわけだ。

会見で八代は自由民主党に相当な怒りを持っているらしいことを窺わせ、
今の自由民主党とは決別するしかないと断言している

それはそうだろう。小選挙区からの立候補断念の見返りとして
比例単独立候補をかなり決定に近いような形で吹き込まれていたのだから、
それが結局「実はなかったことに」などと言われては、
八代でなくとも納得などできるわけがない

彼は自由民主党に裏切られたようなものである。

とはいえ、戦術的には八代にも問題が少なからずある。
まず、一度は立候補断念を公言してしまったことだ。
彼がこの日に至るまで態度を曖昧にしていれば、
あるいは自由民主党の方から折れてしまうこともあり得た。

次に、結果として自発的離党の道を選んでしまったこと。
八代なりに筋を通したつもりなのだろうが、
ここは他の無所属立候補予定者がそうしているように、
党籍を敢えて残しつつ無所属という形で立つべきだった。
どうせやるのなら、これぐらいやらないと意味がない。

だが、実際にこのことで自由民主党が受けたダメージは大きい。

処遇を巡る内幕を暴露されたばかりか、
結局は例外を作らぬという原則論で無理に納得させようとして
失敗に終わる顛末までつけてしまった


しかも、この東京12区が普通の選挙区ならいざ知らず、
自公選挙協力の最重点選挙区
だというのだから、
自由民主党にしてみれば、痛し痒しなんてものではない。
痛恨の一撃にも匹敵しよう強烈な打撃だと考えられる。

しかしながら、これは結局、小泉政治が作り出した問題に過ぎず、
言うなれば小泉とその郎党の自業自得である。
八代英太という寝た子を起こしてしまったのは、
他ならぬ自由民主党であり、小泉純一郎なのだ


その辺りの自覚が彼らからは全く感じられないが、
このようなことをしてしまったツケは、今に彼らに確実に回る
そのことを肝に銘じぬまま、浮かれ気分でいると、
小泉はあとで大きな泣きを見ること請け合いであろう。
posted by KAZZ at 20:00 | 島根 ☀ | Comment(0) | TrackBack(2) | 国内政治(選挙)
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