2004年10月01日

笑止千万だよ、ブッシュくん

「フセイン政権を打倒し、世界は、より安全になった」

ブッシュが、来る米大統領選向けのテレビ討論会で、
このように言い放った
笑止千万、とんだお笑い種とはこのことだろう。

ブッシュの「対テロ」という概念自体は間違っていない。
しかし、その方法があまりにも稚拙すぎた。
それ故に世界は、新たな危機を迎えてしまった。
アルカーイダは寝た子(アメリカ)を起こしてしまったが、
起きたアメリカが、止せばいいのに寝惚け眼で
あやふやな対テロ戦略を講じたために、事態はますます悪化した。

本来、かのイラク戦争は「大量破壊兵器」とやらの
隠蔽が当時のサダム・フセイン政権によって行われており、
それらを発見するためのものだったはずで、
フセイン政権の打倒は、その行きがけの駄賃に過ぎなかったはずだ。

ところが、フセインをとっ捕まえてお縄にしたまでは良かったが、
肝心の「大量破壊兵器」がどこにもない。
そして、先日とうとうコリン・パウエルが、発見断念を明言した。
この時点で、イラク戦争の大義は失われたわけだが、
それでもなおイラク駐留に固執し、余計なもめ事を起こし、
挙げ句の果てに一般市民を戦闘に巻き込んでしまう。

そんなことをやっているうちに、
スペインやロシアで次々にテロが起きた。
ロシアなどはたびたびテロの標的になってしまっている。

これで「世界は、より安全になった」などとよく言えるものだ。
厚顔無恥とはジョージ・W・ブッシュのためにある言葉だろう。

結局、この討論会において、米市民はジョン・ケリーに軍配を揚げた
無理もなかろう。目新しい主張など何もできないブッシュに比べれば、
まだケリーの方がマシだと思える。

ブッシュは、力だけが正義だと思い込んでいるようだが、
その「力」が、必ずしも世界平和をもたらす結果を出していないことに、
彼はいつまでも気づくことができない。
そのことに、米国民は明らかに疑いを持ち始めている。

今は世論調査上ではブッシュがややリードしているというが、
ケリーが残り2回の討論会でブッシュの矛盾を喝破できたら、
趨勢は逆転するに違いない。
posted by KAZZ at 20:29 | 島根 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外政治
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