2005年09月21日

脱派閥という詐術

自由民主党では、先の選挙で当選した議員のうち、
新人の議員について党主催の勉強会を開くことで
議員教育を行っていくことになり

その1回目が9月20日に行われたという。
83人の新人議員のうち78人が参加したそうで、
さすがに小泉も御満悦だったようである。

とまあ、それは別にいいのだが、
これが果たして「脱派閥」の動きと言い切れるのだろうか

1週間ほど前のエントリで、私はこれが小泉の新人議員囲い込みによる
「小泉派」結成の布石ではないか
という仮説を立ててみた。
「脱派閥」を謳っている以上そうしたことはあり得ないという気もする反面、
これら新人連中が結果として自立した政治家になるよりも、
「小泉門下」に居座る形で新たな派閥を結成するのではないか

という可能性も拭い去ることはできない。

要するに、小泉は彼自身の手先としての集団を作る行為を
「脱派閥」という言葉を用いた詐術によって、
さも「派閥」ではないかの如きまやかしを生み出し、
それが事実上の「派閥」と認識されることを一方的に拒むだけで、
実際には従来の「派閥」と何ら変わることがない
のに
それは「派閥ではない」と言い張ることで押し切ろうとしているだけ
だ。

大人しく「小泉派」を結成したいと認めてしまえばいいものを、
なまじこのような囲い込みをするからダメなのだ

それとも、いっそのこと党全体を乗っ取って、
「小泉純一郎党」とでも改称したらどうだ

どうせ既存派閥はこのまま勢力を弱体化させるだけで、
消滅するしかなくなるのだろうから、
そうなった時に一気に「小泉党」にでもすれば良い

但し、そうなったらなったで小泉は独裁に走っている」などと
あらぬ疑いをかけられる危険性はある
だろう。
事実、新人議員の選択に一定の規制をはめたこと自体、
既に議員の党内における行動の権利を一部とは言え奪ったに等しい
が、
誰もそのことを指摘もしなければ文句も言わないということは、
小泉の独断専行を自由民主党は党として認めたということなのだろう。

この勉強会が最も怖いと思うのは、
自立した自由民主党の国会議員を生むというのではなく、
小泉のイエスマンを作るためのものとなることであり、
そこに78人もの新人議員が、
何の疑いもなく参加してしまうという政治家としての主体性のなさを
意図するしないは別にして、自主的に暴露していること
である。

「小泉チルドレン」と一括りにされることが、
結果として彼らの「派閥化」を招いていることに気づかない
とは、
どうやら今回の選挙で誕生した自由民主党の新人議員のほとんどは
よほどのお人好しに違いない


そしてそれが改革を旗印に選挙に勝利した政党とは思えないほど、
恐ろしく後ろ向きな行動であることすらも気づかない彼ら
に、
洋々たる将来があるような気がしないのは、私の考えすぎなのか。
posted by KAZZ at 02:10 | 島根 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 国内政治(政党)
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