2005年10月03日

劇場の裏で

結局はこんなことがあるんだ、というお話を。

解散前の国会で郵政民営化法案の採決が近づいた頃、
自由民主党の武部勤幹事長が、
同法案に反対意思を示していた2名の副幹事長を呼んで
政策活動費なる名目で30万円ほどの現金を渡していた
という。
この2名のうち、1名はその現金の受け取りを拒否し、
もう1名は一旦受領はしたものの、数日後に返却したという。

その段階で18人いた自由民主党副幹事長のうち、
どうやら武部がそのような金を渡そうとしたのは
その2名だけだったらしい。一度受領した方の人物は、
以前から翻意のための説得を受けていたともいう。
なお、その2名は結局9月の選挙で落選している。

政策活動費ぐらい別に普通に渡すであろうと思いがちだが、
問題は何故その時期に、限定された人物にのみ、
そうした金を渡したのか
、ということである。

要するに、武部は金でそれら人物の意思を買おうとした、
などと要らぬ詮索や勘繰りを受けかねない
ことを承知で
説得工作をやっていたということになる。

金銭授受そのものにも問題はありそうだが、それ以上に問題なのは、
形振り構わぬ姿勢で小泉の野望達成に力を貸そうとした
武部の救い難きイエスマンぶり
であり、
そんな人物を幹事長などという要職に据えている
自由民主党の倫理感覚のなさ
ではないか。
もちろん、綺麗事で全てが片付くわけではないだろうが、
「改革」を連呼することにより、それとのシナジーのような格好で
清新さも併せて訴えかけたかったであろう自由民主党が
結局はこうした行為に出ていたという事実に対する代償は大きい
更に、小泉がもしもこれを自由民主党総裁として認知していたとしたら
そのダメージはより大きいものとなるだろう

武部が詰め腹を切れば(そんなことはしないだろうと思うが)済む
などという問題では決してない


この件について、武部や小泉がどういうエクスキューズを並べるのか
その辺りが今後の注目点であろう。
posted by KAZZ at 20:42 | 島根 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国内政治(政党)
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