2005年10月07日

国会凡戦

小泉の秘蔵っ子(俗に「小泉チルドレン」などと呼ばれる)連中が
国会論戦に登場した
そうである。

衆議院郵政民営化特別委員会で、
民主党が出した対案に対する質問に立ったのは
片山さつき佐藤ゆかり赤沢亮正の3人である。
片山や佐藤は全国的に名前が売れている「女性刺客」なので、
ここでは彼女らの人物像については割愛する。
赤沢は、日本郵政公社で部長職を務めたことがあるといい、
鳥取2区で郵政民営化反対を掲げて立候補した川上義博に対する
これもまた「刺客」として立候補し、当選した議員である。

以下、3紙から記事を拾ってみた。

毎日新聞 / 讀賣新聞 / デイリースポーツ

これら3紙のうち、赤沢の質問について取り上げたのは讀賣のみで、
それもたった2行・77文字だけという有様だった。
相手の答弁すら載っていないのである)
その代わり、3紙とも佐藤・片山については大きく取り上げている
こうした恣意的且つあからさまにミーハー的な記事執筆及び編集には
些かの疑問を覚えたくなる
のだが、それはここでの本題ではない。

要は、議論の問題なのだ。

佐藤などは数字を延々と羅列して迫ったそうだが、
答弁者である民主党の永田寿康から
大枠の理念の話をしましょうよ」などと切り返される始末。
片山も、答弁者である仙石由人が長広舌の答弁をするので
カッカしてトーンが上擦ってしまった

財務官僚だった経験を生かしての
きめ細かい質問をしようと思っていた
ようだが、
同じく民主党・永田に余裕を持って切り返されてしまった
あとで小泉が「民主党は反論されるとカッカする」などと答弁したが、
カッカしたのはむしろ自民党の3人の新人どもの方だった。

新人で質問慣れしていないという点は割り引かなければならないが、
いくら新人であろうとも、質問の壇上に立つ以上は
それなりの構えをしておかなければなるまい
に、
それができていないから、こんなことになる。
小泉が自由民主党の選挙での大勝をいいことに
新人の度胸試しみたいなことをさせるのは、
見ていて何か釈然としない

そんな質問者をぶつけられる民主党には同情するが、それは結局、
彼らの自業自得なのだから甘んじて受け入れるしかないだろう。

そんなことだから、国会を欠席してトークショーに出向く議員が現れる
当選前からの約束だったとは、欠席した藤野真紀子の言い分だが、
いくらそうであっても、国会を軽視していい理由にはならない
一体、自由民主党は藤野に何を教えたのだろうか。
まさか、自分が興味を持たない会議には欠席しても良いなどと
教えたりはしないだろう。

出席者も次回から国会優先と言ったから、今回は良い」などと
庇い立てしてはいけない
。そんなことを言えば、
この御仁はまた同じことを繰り返すだけである。

また、国会論戦の話題からは脱線するが、
こんな話題も見つけたのでついでに書いておくことにする。
自由民主党参議院議員の大仁田厚が、
例の杉村太蔵という若者を「叩き直す」などと息巻いている

大仁田の意気込みは結構だが、そもそもこの御仁は
参議院での郵政民営化法案の採決の際に
小泉のやり方に反発して採決を棄権した
はずではなかったのか。
紙切れ1枚出しさえすれば簡単に許してもらえたようではあるが、
それにしたって有名になってしまった新人議員を「叩き直す」とは、
いやはや、素晴らしい御身分である。

しかしながら、小泉に反旗を翻したことなどすっかり忘れ、
自由民主党所属の国会議員であることを
このような形でしかアピールできない大仁田
の方こそ、
むしろ「叩き直」されなければならない
だろう。

何はともあれ、一つの政党がすさまじい勢いで大勝したあとの国会とは、
実に締まりなく見応えもへったくれもないもの
のようだ。
そんな低調な国会での議論をさせるために、
国民は自由民主党を勝たせたわけではないと思うのだが、
一体何を間違ったらこんなことになってしまうのだろう。

たぶん、自由民主党も、民主党も、双方共にやる気がなくて、
郵政民営化問題などとっとと片付けてしまいたい
のではないか。
何かそんな白けムードさえ漂ってくる。

なお、そうした態度を世間一般では「無責任」と呼ぶ。
よくよく覚えておきたいものだ。
posted by KAZZ at 20:17 | 島根 ☁ | Comment(0) | TrackBack(4) | 国内政治(その他)
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